三宮駅から阪急線で六甲駅へ向かう。電車は空いていた(平日の昼間だからね)。
六甲駅は、そんなに大きくはなかった。
六甲山へ行くにあたり、私にしては珍しく、事前にネットで念入りに下調べをしていなかったので、完全にガイドブックに頼りっぱなし。そして、かすかな不安。。

六甲駅からはバスで、六甲ケーブル下バス停へ向かった。さっきまでの雨雲がすっかり遠退いて、青空と入道雲の夏らしい空になった。
六甲ケーブル下バス停に到着。ここからはケーブルカーで山へ向かう。心配されていた運行状況も、別ルートのロープウェイが動かないくらいで、行ってもちゃんと戻ってこれる。
安心しながら、待合室でケーブルカーの到着を待つ。しばらくして、男子高校生4人が待合室に入ってきた。遠足か何からしい。
かくして、ケーブルカーの乗客は、このメンツ+他に5〜6人居たかも。
六甲ケーブル山上駅に到着。さすがに山の中腹だからか、ノースリーブでは涼しい。でも景色は綺麗。

ここからの移動手段はバスになるけど、2つのルートに別れていた。夜景の時間まではまだまだあるので、それぞれのバスの時刻表(本数が少ない)を見ながら、先ずは市バスに乗って六甲山牧場へ。ガイドブックに載ってた「羊の放牧」が見たい。
バスも空いてて、いつも乗客は5人くらい。この時点から、夜になって阪急線六甲駅へ戻るまで、4歳くらいの男の子を連れた家族3人と、偶然にも同じ時間で、ほぼ同じルートを辿ることになる。いつもバスの停留所から一緒になる。向こうも「またあの女だ」と思ったに違いない。
で、私はバスを降りた時、うかつにも戻りのバスの時間を見忘れ、すっかり「羊の放牧」で頭がいっぱいになってしまっていた。
入場券を購入するため、受付のオジサンに「大人一枚」と言ったら「え?」と返ってきた。こんな所にイイ大人が、しかも女一人で入るなんて、私だけだろう(汗)。え、そんな事には慣れました。それよか今は、「羊の放牧」である。
しかし、肝心の「羊の放牧」はやっていなかった…(泣)。黒ブタや、やけに肥えたブタや、集団で固まるヤギや、うさぎがいた。寒いせいもあるだろう、動物は皆やる気ナシ(何をやるんだ?)。
牧場を一回りし、羊がいないんじゃ、別のトコ行くベと、牧場の出入口に貼ってあったバスの時刻表を見た。正にその時、私が利用する方向の市バスは行ってしまった。あーー…(大泣)。
次に来るバスは1時間10分後。しかも、そのバスがこの市バスルート最終なので、乗り遅れないようにしなくては。
とりあえず牧場を出たはいいが、周りに何もない(汗)。駐車場にショップがあったので行ってみたけど、すぐに飽きた。
下手に遠くへ行かれないので、仕方なく牧場へ、受付のオジサンに申し出て、再度入場した。本当に私ぐらいだろう…(大汗)。
どこ行くかなぁ?とブラブラしてたら、まだ通ってない道発見。一般の道路を挟んだ向かいの草原に通じていて、何かあるかも、と思って(いや、思いたかった)行ってみることに。
…何もないや〜ん。手入れされてない丘があり、かすかに歩道チックな道を歩いた…いや登ったら、途中で道が消えた(滝汗)。それでも登り続けて、何故か軽いトレッキング状態。スカート&サンダルは厳しい。
登り切った所に青空展望台があった。私が登ってきた道は、やはり歩道ではなかったらしい(けもの道?)。何故か柵の外に到着(苦笑)。

1メートルもない柵を乗り越えて(これ、はしたないっ!)見えた風景は、ちょうど時間が夕暮れにさしかかり、空がかすかにオレンジ色だった。
バスに乗り遅れたおかげで、綺麗な景色にありつけられた感動を噛み締めながら、今度はちゃんとした歩道を通って丘を下った。ススキが揺れて、秋支度が始まったようだ。
だいぶ早めに牧場を出て、バスを待った。日が暮れると、結構寒い。
待つこと15分くらいだろうか、バスが来て、六甲ケーブル山上駅に戻る。さすがにバスの中は暖かい。到着して、降りると寒い。
今度は別ルートの山上バスで、夜景を見に行くことに。まだバスの時間ではなかったので、比較的暖かい室内へ逃げ、バスが乗客待ちを始めた頃に、バスに乗り込んだ。
時間的に、オルゴール館へ行くのは諦め(やはり牧場でバスに乗り遅れたのがまずかったか?)、直接「夜景が綺麗な」六甲ガーデンテラスへ行った。
外はだんだん暗くなってきたが、夜景にはまだ早い時間だったので、すかさずショップへ避難する。雑貨や服やアクセサリー、お茶やお菓子のお土産がいろいろ売られている。目移りはしたけど、財布のヒモはきつかった。
ゆっくり見たのに、外はまだ「夜景が綺麗」には程遠い。
仕方なく、少し離れたドライブインへ、やはり寒さよけに。
こちらは、六甲ならではの乳製品系土産がたくさん並んでいた。恐らく神戸市内や、新幹線乗り場付近で売ってるお決まりのお土産屋では売ってないだろうと思い、ここで家族や職場などのお土産を買うことに。
こういう、誰かのために何かを買うことに対しては、サイフのヒモがゆるいかも。大量に買い込んでしまい、ボストンバッグほどの大きさの荷物が出来上がってしまった(買いすぎ)。
外はだいぶ暗くなり、「綺麗な夜景」スポットへ。う〜ん、ビューティホー♪
しかしさすがに、カップルさん多し!そりゃあさ〜、こ〜んな綺麗な景色があれば、愛を語り合っちゃうやぁな〜。いや、言葉なんていらないかも!←ばばくさいぞ
さぁ、夜景も見たし…で帰ってしまうのも勿体ないし、お腹も空いたので、近くのカフェで晩ご飯を済ますことに。
一人で入ったにも関わらず、夜景が見える席に案内されてしまいました。有り難いっす。大量のお土産のおかげで、旅行者と分かったのでしょうか。。
結構お洒落なカフェにしては珍しく、中国茶の種類がそこそこあって、やはり鉄観音をチョイスし、クリームソースがかかったペンネをオーダー。
料理を待つ間、私が座っているテーブル席の列がカップルさんで埋まった。いいやぁねぇ〜、どうせ私の隣に座っているのは、大量の六甲土産だよ。。(泣)
一人寂しくペンネをつつき、あまり美味しくなかった(ガラスポットだった為、お湯がすぐに冷めてしまいNG)鉄観音をすすって、それでも夜景は綺麗だった。

気合いを入れて店を出た。さらに寒い。それでも寒さに耐えて、夜景をデジカメで撮りまくった。やっぱりなんだけど、デジカメより実物を見た方が綺麗なので、カップルさんは是非。できれば車で。
一人で寒い&寂しい私は、すかさず缶コーヒーを買って、かすかに温まりながらバスを待った。
帰りは結構バスやケーブルカーに乗る人が多かった。ケーブルカーに至っては、虫も多かった(汗)。
六甲ケーブル下バス停まで戻ると、さすがに寒くない。六甲駅まで来ると、全然寒くない。このまま遊びに行こうと思えば行かれたけれど(何処へ?)、大量の六甲土産があるし、寒くないとはいえ身体は冷え切っているので、ホテルに戻って、せっかく広い部屋なので、のんびりくつろぐ事に。
部屋に戻るなり、早速バスタブにお湯を張り、ホテルから貰った入浴剤も、昨日はピーチ(確か)、今日はミルクティー(確か)、明日は…?
冷え切った身体が、じわじわと温まってきて、無駄に長風呂になる人なので、さすがにだんだん熱くなってきた。
ぷはぁ〜、と冷やしておいたアップルティーを飲みながら、六甲山からの夜景の画像をメールで送った友人から返信が来て、ソファの上でゴロゴロしながら友人たちとメールのやりとり。
これが昔だったら、誰とも簡単に連絡が取れなかっただろうなぁと思うと、物騒だけど便利になった今の世の中に感謝しながら、夜は深くなっていった。
※後日談
中国語のクラスメイトにお土産を渡して、写真を見せていたところ、Rちゃんから「襲われなかった?」と突然言われました。
Rちゃんによると、女性一人で六甲山へ行くと、男性に襲われるらしいんです。
「こんなオバチャン、誰も相手にしないよ〜」と笑いながら言いましたが、ちょびっと冷や汗は出ました。
私はこの通り、無事に戻ってこれましたが、これから一人で六甲山へ行こうとしている美人さんやカワイコちゃんは要注意です!(って私ぐらいか、一人で行くのは…)